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Channel: 証券会社 –みんかぶマガジン
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あっという間にわかる!株式投資のイロハ

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株取引の基本を知ろう

築地の魚市場の周辺には、新しいおすし屋さんがたくさんできているようですね。とても新鮮で、活きのいいネタのおすしがけっこう手ごろな値段で食べられるため、評判を呼び、「はとバス」のコースにもなったこともあり、外国人観光客にも人気のスポットです。
ところが残念なことに、私たちが築地の魚市場で直接お魚を買うことはできません。

東京証券取引所株式市場でも同じことがいえます。株の取引は、東京証券取引所など全国の証券取引所で行われていますが、私たちがそこに出かけていって直接売ったり、買ったりできるわけではありません。
株を持っている(売りたい)人と、その株を買いたい人とが、株(株券)とお金を交換するのが株取引の基本です。株取引をみんなが勝手にやっているのでは、どこでどんな株が取引されているのか、また、いくらの値段で取引されているのかが分かりにくく、不便で仕方がありません。そこで、証券取引所というものを作り、そこでまとめて売買をしようということで今のしくみができたのです。取引所での売買の仲介役が証券会社です。この仲介役の証券会社を通さないと、株の売買はできません。

国内の証券取引所一覧
東京証券取引所(東証=兜町) 1部、2部、外国部、マザーズ
大阪証券取引所(大証=北浜) 1部、2部、ヘラクレス
名古屋証券取引所(名証=伊勢町) 1部、2部、セントレックス
福岡証券取引所(福証) 市場部、Q‐Board
札幌証券取引所(札証) 市場部、アンビシャス
ジャスダック証券取引所 大阪証券取引所の子会社に
TOKYO AIM証券取引所 東証とロンドン証取との合同によるプロ向け市場

それと、もうひとつ。世の中のすべての会社の株が売買できるわけではありません。一定の要件を満たした会社の株式だけです。つまり証券取引所で取引できる株を「上場株」「公開株」といいますが、この上場・公開をしていない会社の株は、たとえ超有名な大会社であっても買うことはできません。
例えばサントリー。ビールにワイン、ペチュニア(お花)、サプリメント(健康食品)など、業態もマルチで、将来性もありそう。また、11年連続でCM好感度NO.1になった栄光もあり、人気も抜群です。でも、サントリーの株を買うことはできません。なぜなら、サントリーは株式を上場(公開)していないからです。
一時期は、IPO(株式新規公開)といって、新しく売買ができるようになった株式の人気が盛り上がっていましたね。リーマンショック後は低迷していますが・・・。

ところで、会社が上場すると、どんないいことがあるのでしょうか。
株を上場した会社は、新聞の株価欄に毎日名前が載ったりして有名になります。すなわち知名度が上がります。また、銀行などからも「上場会社は違う」という評価をもらいます。一方、いい人材も集まるようになります。そして、新しい株式を発行することで事業に必要な資金を調達することができるようになります。たくさんのお金を集めて、事業を拡大して、さらに利益を増やして・・・という好循環になると、その会社の株はさらに人気が高まります。
株式市場は、伸びる可能性のある企業に必要な資金を供給し、成長を促進し、活性化させるという役割を担っているのです。証券取引所は、土曜日・日曜日、国民の祝日などを除いた毎日、原則として午前9時から午後3時まで取引を行っています。午前11時から午後0時30分までの昼休みの時間を挟み、午前中の取引を「前場(ぜんば)」といい、午後の取引を「後場(ごば)」といいます。
朝のいちばん最初の取引は「寄り付き(よりつき)」と呼ばれ、とても重要視されます。前の日から持ち越した注文や、朝のうちに海外から寄せられた注文が執行されるからです。その日の最後の取引は「大引け(おおびけ)」と呼ばれ、同じように注目されます。「終わりよければすべてよし」ではありませんが、その日の取引の締めくくりがどうだったかはとても重要なことです。午前中の取引の終わりを「前引け(ぜんびけ)」といい、午後の取引開始を「後場寄り(ごばより)」といいます。また、取引時間帯を「ザラバ」といい、その取引をザラバ取引といいます。

株はどこで、どうやって買うの

株式投資というと、ごく普通の場合は株を買うことから始めるでしょう。
気に入った株を買っておいて、値上がりしたら売る。その買った時の値段と売った時の値段の差が儲けです。その逆に、買ったときの値段よりも売ったときの値段のほうが安かったら損になります。(そんなことにならないように勉強が必要なのです!)
ちなみに、買値より高く売ることを「利食い」といいます。逆に、買値より安い値段で売ってしまうことを「損切り」とか「投げ」といいます。常に利食いのできる勝ち組投資家でありたいものです。
さて、株はどこで買うのか。もちろん証券会社です。
では、どういう証券会社とお付き合いしたらいいのでしょうか。
インターネットの普及で最近はネット証券会社が主流にありつつあるようですね。ネット証券というのはインターネット取引専業の証券会社のことです。個人投資家の株取引は、いまや8割がネット取引といわれています。
なぜそんなに人気があるのでしょうか?

その理由の第一は手数料の安さです。
ネット証券を経由して投資家の注文が証券取引所のコンピューターに届くため、これまで一般的だった証券マンやカウンター・レディが、電話口や店頭で注文を取り次ぐというやり方(対面販売方式といいます)に比べ、人件費などの経費が少なくて済むため、ネット証券の手数料はとても安くなっています。
例えば、株取引100万円の手数料が、対面取引の証券会社では1万円近くになってしまったりしますが、ネット証券なら700円~900円が多いようです。証券会社に支払う手数料が多いと、当然ながら利益は減ります。
また、たとえ損をしても手数料はかかります。投資家としては、この手数料は実に気になるところです。安ければ安いほどありがたいわけです。
さらに、「10万円以下の取引は無料」とか、「1日に同じ銘柄で売りと買いをした場合、片方の手数料は無料」といったサービスをしている証券会社もありますね。
ただし実際には、手数料の安さだけではなく、ネット証券での取引では安定したネットシステムであることが非常に重要です。たとえ短い時間であってもシステムがダウンしてしまっては、特にデイトレードを行い、数秒で売買している投資家にとっては致命的となってしまいます。
 最近では、便利な売買のシステムが備わっているネット証券会社もありますね。
 例えば、100円で買えたら110円で売る。120円で売れなかったら終値で売る。と言うような注文が出来れば、一日中相場を見ている必要もなく、会社で仕事をしている間に売買が成立しているということになります。
また、ネット証券では、注文を夜あるいは早朝とかの取引時間外に出しておけるのも便利なものです。その他、市況ニュースやリアルタイム株価、複数気配(板情報)、チャートなど、かなり豊富な情報を得ることができます。それと、証券会社の人と話すのが面倒だという方にはインターネットがお相手ですから気兼ねはいりません。
このように、誠に便利でありがたいネット証券を利用するためには、まず口座を開設することから始まります。
 それでは、 口座開設の手順を説明しましょう。ネット証券で申し込む場合には、おおよそ、次のような順序で進めていきます。
(1)インターネットを通じてネット証券のサイトから「口座開設資料」ボタンをクリックし、開いた登録画面で住所・氏名・電話番号など必要事項を記入して資料を請求します(この際、デモ画面が見られる会社もあり、使い勝手を試すことができます)。
(2)2~3日すると、口座開設に必要な書類が送られてきます。住所・氏名など基本的な事項のほか、勤務先や取引銀行口座なども記入し、本人確認書類(運転免許証、保険証のコピーなど)とともに、同封されている封書に入れて返送します。
(3)さらに数日後、口座開設キットが届きます。通常ここに会員ID、パスワードが同封されていますので、なくさないように保管をすると同時に、手帳などに書き留めておくと便利です。
(4)投資するお金を指定口座に振り込みます。入金が確認された時から、取引がはじめられます。

このページのコンテンツは、ザイナスの協力により、転載いたしております。
「株式からシストレまでマルチな資産運用のパートナー」

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